兵庫県神戸市中央区御幸通4-2-15-4F

第42回 子宝カウンセラーの会を開催しました。

*
TOP >  勉強会報告 > 第42回 子宝カウンセラーの会を開催しました。

第42回 子宝カウンセラーの会を開催しました。

2017年12月10日、大阪コロナホテルにおいて第42回子宝カウンセラーの会が開催されました。年末のお忙しい中、またこの日は他の学会も多く開催される中、多くの先生方にご参加いただき誠にありがとうございました。

 

 

 

■第1部
医学博士 邵輝先生 「一年の復習として不妊治療中によく使う漢方とそのコツ」

 

この一年間、不妊治療でよく使用した漢方の特徴と使い方についてお話しいただきました。不妊症に使う漢方薬の第一位は、実は誰もがよく知っているあの漢方薬です。一瞬、「本当にそれでいいの?」と思ってしまいますが、理由を聞けば「なるほど」。さすがに「私のカウンセリングは予約が取りにくい」と言われるだけのことはあると納得しました。他にも精神的ストレスを取る漢方薬、妊娠前・妊娠中・産後の漢方薬の使い分け、第二子不妊で使う漢方薬などをご紹介いただきました。

 

邵輝先生は「漢方を使うコツは患者さんの満足度」だと言います。医療はデータが全てではなく、症状が改善されて患者さんが満足されることが大切です。ただ、医療は患者さんの満足度とエビデンスが車の両輪であることを忘れてはいけません。インターネットの普及で患者さんはたくさんの最新情報を持ち、とてもよく考えておられます。何かを提案する時は根拠をしっかり説明して納得してもらうことが必要で、科学的な研究結果は必須です。

 

ですから、後半は「なぜ不妊治療において冷え性改善が重視されるのか」「タンポポT-1エキス使用後の『冷え性改善』アンケート調査結果」「プロゲステロン受容体へのタンポポT-1エキスの効果」「シベリア産松瘤エキスにはアセチルコリンにより誘導された交感神経の興奮を抑制する働きがあること」について、発表された論文をもとにお話しいただきました。タンポポT-1エキスとシベリア産松瘤エキスは科学的な裏付けとなる論文が多く発表されていますので、ぜひ活用いただきたいと思います。

 

 

 

■第2部
美馬レディースクリニック 院長 医学博士 美馬博史先生 「糖鎖と婦人科」

 

メディアによくご出演されているからなのか元々そうなのかはわかりませんが、美馬先生が会場に入ってこられて少なくない方が「おしゃれ!」と思われたのではないでしょうか。どれくらいおしゃれかというと、銀座を歩いていたら写真を撮られ、雑誌に掲載されるぐらいおしゃれです。中尾彬さんより巻きものが似合う方は初めてです。

 

閑話休題。

 

今回は糖鎖について詳しくお話しいただきました。精子の形態的な異常は目で見てわかりますが、見てもわからない遺伝子の異常も卵子の糖鎖がアンテナの役目をしてセレクトしています。精子と卵子の糖鎖がしっかりしていないと受精がうまくいかないという重要なものです。

 

美馬レディースクリニックでは自然妊娠に力を注いでいますが、理由の一つに体外受精は採卵のためにホルモン剤を大量に投与するので排卵と女性ホルモンを出すという二つの大事な働きを持つ卵巣へのダメージが大きいということがあります。自然妊娠力を上げるための試みを症例とともにご紹介頂きました。

 

また、更年期障害について、男性の更年期障害も含めて原因、予防、治療法について教えていただきました。生活習慣の改善による治療を希望される方が圧倒的に多いということで、漢方薬や生活習慣の改善、カウンセリングも含めてお話しいただきました。子宮頸がん、乳がん、子宮内膜症についても、自分で取り組めることがいろいろあり、大変参考になりました。

 

 

 

■第3部
漢方の山川自然堂 薬剤師 山川純正先生 「子宝相談に取り組むようになって
~二年間を振り返って~」

 

自転車やウクレレやマラソンが好きで、仕事も含めて「楽しくやろうといつも思っています」と言われる山川先生。子宝相談を本格的に始めて二年ほどで今回の講師依頼があり、「戸惑いましたが『とにかく伸びている薬局に話をしてほしい』ということで受けました」と言われていました。確かに子宝のご相談件数がどんどん増えており、どのように取り組まれてきたのかを具体的にお話しいただきました。

 

と書くと順風満帆のようですが、実はものすごいトラブルがあって一度子宝相談から遠ざかり、二年後、もう一度子宝相談を始めておられます。これも大きな方針転換だと思いますが、調剤薬局から相談薬局へ、店名の変更、店舗の引っ越し、広告費をできるだけ使わない方向からメリハリをつけて投入するなど、お話を聞いていて良い方向へ変わっていくことをためらわない方だと思いました。その一方で「コツコツ続ける」と何度も口にされていました。この地道な努力が大きな変化を支えているのだと思います。「今からできることは何かある」、この言葉は子宝相談に限らず響く言葉だと思います。

 

 

 

■第4部
神戸東洋医療学院 早川敏弘先生 「冬の食養生」

 

東洋医学では冬は腎の季節と考えます。腎は成長、生殖、老化と関係しており、腎精が不足すると老化が早まります。今回は腎の働きと腎の力が不足している時にどう補っていけばよいかを食の視点からお話しいただきました。補腎と言えばスッポンや鹿肉のイメージが強いですが、スーパーで買える食材にも黒ゴマや黒大豆など腎によい食べ物はたくさんあります。食を意識することで体と心は大きく変わります。身近な食材を活用して健康を保ちましょう。

 

 

 

■第5部
萬育堂薬房 橋本実沙樹先生 「温灸・カッサ講座 頭痛」

 

今回は頭痛の時に温灸やカッサで使えるツボとして太陽、風池、外関とその使い方をご紹介いただきました。太陽は顔面にあるツボなので、温灸を当てる時は布をはさんで間接的に温めます。太陽の周辺にコリがある時は緊張があります。カッサプレートの細い部分を円をかくように動かすと刺激が伝わりやすいです。

 

 

 

++++++++++++++++++++++++

 

 

次回、第43回子宝カウンセラーの会は以下の開催予定となっています。
いつもは大阪の会場ですが、次回は東京での開催になります。ご参加のお申し込み、お問い合わせは一般社団法人統合医療生殖学会 子宝カウンセラーの会事務局までお気軽にお問い合わせください。皆様のご参加をお待ちしています。

 

 

■第43回子宝カウンセラーの会のお知らせ

 

日時: 2018年3月11日
10時~15時30分(開場9時30分)

 

場所: 貸会議室プラザ八重洲北口5階 2号室+3号室

 

プログラム(予定):
第1部 医学博士 邵輝先生
第2部 ファティリティクリニック東京 医学博士 小田原靖先生
第3部 ふなおか薬局 薬剤師 京野大介先生
第4部 温灸・カッサ講座

詳細はご案内をご覧下さい。

第43回子宝カウンセラーの会ご案内

 


関連ページ ~おすすめ記事~


第43回 子宝カウンセラーの会を開催しました
2018年3月11日、東京の貸会議室プラザ八重洲北口において第43回子宝カウンセラーの会が開催されました。多く […]
第35回子宝カウンセラーの会を開催いたしました。
平成28年3月13日に第35回子宝カウンセラーの会を開催いたしました。 多数の店舗様にご参加頂きありがとうござ […]