桜が咲き始め春を迎えています。妊活にとって季節ごとの過ごし方も変わってきます。「『春』は妊娠しやすい!」という話をよく聞きます。実際のところどうなのでしょうか?
不妊治療の施設によると季節ごとの差はあまりないと言われますが、イギリスのある施設では春から秋にかけて行った体外受精の結果は、妊娠率も高く排卵誘発剤の量も少ないという結果が出ています。またブラジルの病院での顕微授精の治療成績によると受精率が最も高いのが春だったそうです。
一概には申し上げられませんが、春から夏にかけて日照時間が長くなり、日光を浴びる時間が増えてくると、女性ホルモンの分泌が増えてきます。日光を浴びて増える「セロトニン」は別名「幸せホルモン」と呼ばれ、心身をリラックスさせて、冷え性の改善や自律神経を整え、生理痛を軽減するなどの効果が期待できるホルモンを増やすことで妊娠しやすくなると言えます。
季節の変わり目は朝夕の温度差が大きく体調を崩しやすい時期でもあります。また「春眠暁を覚えず」とも言いますが、春はポカポカ陽気で日中に眠気が襲ってくるイメージがありますよね。これは睡眠ホルモンのメラトニンというホルモンが不足し、体内時計が乱れていると考えられます。メラトニンが不足すると良い睡眠が摂れず、女性ホルモンにも影響し、良い卵子ができない原因にもなります。
体内時計を整えて身体をリセットしよう!
体内時計を整えるためにいくつか方法があります。
・朝日をしっかり浴びて朝の散歩をする。
→朝日を浴びることで、活動を促すホルモン、セロトニンが分泌され、メラトニンとのバランスが保てます。また軽い運動をすることでもセロトニンが増えますので、血流も良くなりホルモンバランスを整えるように働きます。
・ビタミンB群を積極的に摂取する
→ビタミンB群には、自律神経を整える働きがあります。不足するとストレスが溜まりやすく、うつ病や睡眠障害などの原因にもなります。ビタミンB群を豊富に含む食材としては、豚肉、レバー、納豆、うなぎやかつおなどの魚類、しじみ、あさりなどの貝類、卵などが挙げられます。
子宝カウンセラーの会では、妊娠しやすい身体つくりのためのアドバイスを常に行っています。また妊娠中の養生も妊活の方には重要なことなので、欠かさず行うようにしています。
詳しいご相談は是非、お近くの子宝カウンセラーの会、会員店に行ってみて下さい!