「セロトニン」って、ご存知ですか?
一般的に「癒しホルモン」と呼ばれるセロトニンは(厳密には脳内物質)ドーパミンという「やる気」ホルモンとノルアドレナリンという「鎮静」ホルモンのバランスをとる「精神安定ホルモン」として有名ですが、そのセロトニンは「抗重力筋」を活発化させる事は意外と知られておりません。
抗重力筋とは瞼を上げる筋肉や背骨の筋肉である脊柱起立筋、身体の中心部にあって身体を支える体幹の筋肉を差します。
セロトニンは、その抗重力筋に刺激を与え活発化させます。つまりセロトニンが不足すると、猫背になり口角が下がります。
昔「ジベタリアン」と呼ばれた立っているのが辛くてすぐに地面にしゃがみ込む若者達は明らかにセロトニン不足ですし、その若者達はセロトニン不足ゆえに「キレやすい」のです。
コレステロールから抗ストレスホルモンであるコルチゾールとエストロゲン(主にエストラジオール)が作られているのも意外と知られておりませんが、ストレスがかかると抗ストレスホルモンのコルチゾールが優先的に合成される事もほとんど知られておりません。
少し話が逸れますがカンガルーは受精卵を子宮内で保有し続ける事が出来る為、一年間いつでも妊娠が出来ます。ママカンガルーは周辺環境が気候や食料事情的に悪い時は受精卵の成長を抑制し、周辺環境が良くなると受精卵の成長を一気に促進させ僅か一ヶ月余りで胎児を出産します。
前々からずっとずっと全国の不妊講演会で、
常に口角を上げる事を意識してもらう
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脳が「母体はしあわせだ」と認識する
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その幸せな状態を維持しようとセロトニン分泌が盛んになる(セロトニン神経には自己点検システムが備わっており、自分自身でセロトニン量を調整出来ます)
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ストレスが軽減する
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コレステロールからコルチゾールではなく、エストロゲンが優先的に合成されるようになる
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妊娠しやすくなる
と講演しています。
会話調で記載するならば、
「ねぇねぇ、知ってる?笑顔の量と妊娠力って比例してるんだよ」
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「抗重力筋っていうのがあってね、以下省略」
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「カンガルーってね、ママカンガルーが周りの環境が良くて幸せだ~と思ったら子宮にストックしてある受精卵ですぐに妊娠出来るんだよ」
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「人間も動物だから、まずママになるあなたがしあわせ~って思って笑顔だったら、女性ホルモンがいっぱい出るよ~」
というトークになります。
難しい話はお客様に嫌われるので基本的にカットしますが、結論として落ち込んでいても笑う気になれなくても口角は常に上げて「作り笑顔」だけでもしてくださいね~、といつもお話して来ました。 ざっくりと赤ちゃんだって「笑ってるママ」と「哀しそうなママ」だったら「笑顔のママ」を選ぶでしょ、と大胆にカットした説明をする時もあります(笑)
ただこの「抗重力筋トーク」を講演の中心に取り入れる事によって、ご参加のお客様達の雰囲気が間違いなく明るくなった事は断言出来ます。
今年も何かと皆様には、お世話になりました。
来年もどうぞ宜しくお願い致します。
良いお年をお迎えください(*^_^*)
一般社団法人「統合医療生殖学会(旧「子宝カウンセラーの会)」
事務局長兼理事
萬育堂薬房 顧問 柳田浩二 yanagida@k-nfnm.tv Facebook→「柳田浩二」で検索
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