注射って、好きですか?
内診台に乗った事がありますか?
苦い薬を飲むのは、平気ですか?
どれも奥様が頑張って乗り越えている事なのですよ。
朝起きた時に、
「今日注射がある」
と思ったら気分が憂鬱になりませんか?
「なんだ、注射くらい」
あなたは、そう思うかもしれません。
よく不妊は、
「ゴールの無いマラソン」
に例えられます。
赤ちゃんを授かれるまでずっとその努力を延々と続けなければならないって考えると、「辛い」とは思いませんか?
「そんなに辛いなら、赤ちゃんをあきらめたら良いじゃん」
あなたは、そう思うかもしれない。
違うのです。
ただ「赤ちゃんが欲しい」という単純な話ではないのです。
奥様は、あなたが好きで結婚しました。
結婚後もその思いはますます強くなりました。
やがて奥様は、
「この人との間に赤ちゃんが欲しい」
と思うようになりました。
なぜか?
幸せだからです!
時にはケンカもしますがあなたとの結婚生活が楽しく満足の出来るものだから、「赤ちゃんが欲しい」のです。
夫婦の間に「赤ちゃん」という存在がいればもっとこの幸せが強く、長く、大きくなると考えたのです。
こう考えるのは、ワガママですか?
自己満足ですか?
ご主人、「誇り」に思ってください。
妊娠出産分娩には、リスクが伴います。
それでもあなたの隣にいる奥様は、「赤ちゃんを産みたい」
と思ってくれているのです。
ご主人は、何をしましたか?
妊活をしている奥様を、どうサポートしていますか?
「目標に向かって頑張っている人」を放置しているって、余りにも切ないじゃないですか。
奥様は、ロボットではないのです。
「生身の人間」です。
辛いのですよ。
辛い事は、乗り越えられます。
でも乗り越えられない事があります。
あなたが「理解してくれない」事に、です。
「一人」で頑張る事は、耐えられないのです。
寂しいです。
悲しいのです。
だから、そっと抱きしめてあげてください。
できれば一言、「ありがとう」って言ってください。
ただそれだけで、また辛い注射を乗り越えられるんです。
奥様が崩れてしまう前に、支えてあげてください。
お願いします。
一般社団法人「統合医療生殖学会(旧「子宝カウンセラーの会)」事務局長兼理事
萬育堂薬房 顧問 柳田浩二
yanagida@k-nfnm.tv
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