不妊の原因は女性だけではなく、男性にも考えられることが周知されるようになってきました。
今では、男性の原因の方が女性側よりも多いとも言われています。
精子の量や運動率など質が悪くなる原因は様々考えられますが、過度な「飲酒」によっても精子が劣化することがわかってきました。以下は南デンマーク大学の研究チームが行った調査です。
中ジョッキ3杯で精子が劣化
南デンマーク大学の研究チームがおこなった調査では、18~28歳の男性1221人を対象に、日頃の飲酒習慣と血液サンプル、精子サンプルを分析。
その結果、1週間に7.5ユニットのアルコール(ビール中ジョッキ約3杯分)以上摂取している人は、精子の数が少なく、しかも形やサイズがおかしい奇形が多いことが判明したそう。精子のクオリティは、アルコール摂取量が多ければ多いほど悪くなる傾向があり、特に週に37.5ユニット(中ジョッキ約15杯分)以上飲んでいる人はその影響が顕著だったという。
ただし全く飲まないのもよくない?
しかし、同調査によればまったくお酒を飲まない人よりは、たしなむ程度に飲んでいる人の方が精子の質がよかったとか。これについては理由がわかっていないため、今後より深く調べる必要があると研究者らはしている。
精子の劣化は男性不妊の原因となってしまう。将来的に子どもを授かりたいと考えている男性は、飲み過ぎには気をつけた方がよさそうです。
出典元:Moderate weekly alcohol intake linked to poorer sperm quality in healthy young men – BMJ Blog(10/2)
精子を良くするために注意すること
・禁煙
・下着(ボクサーパンツ・・・× トランクス・・・〇)
・膝上でノートパソコンを使わない
・サウナに頻繁に入らない
・内服の育毛剤を飲まない
・バイクや自転車に長時間乗らない
・禁欲しすぎない
などが挙げられます。
子宝カウンセラーの会では、妊娠しやすい身体つくりのためのアドバイスを常に行っています。また妊娠中の養生も妊活の方には重要なことなので、欠かさず行うようにしています。
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